製造業、ものづくり企業の収益アップ、社会貢献の達成を目指し、トップのコミットを背景に変革を進めようとする企業に対し、製品開発を根本から変える組織改革戦略、顧客価値を最大化するマーケティング改革、社内知識資産の活用を高める開発プロセス改革の実践を支援し、企業としてのイノベーション力を高め、継続的成長を可能にする改革の実践をミッションとしています。

高品質で安い製品を生み出す力で世界を席巻してきた日本の製造業も、2000年以降、世界各国の生産技術の進歩、サプライチェーンのグローバル化などで優位性を失い、競争の激化も相まって、かつてのような勢いが見られなくなっています。

各企業が築き上げた製品事業を拡大するために、多数のエンジニアを抱えて、製品開発の効率化を第一優先にすることが企業業績を継続的に向上させる最も効果的な考え方であったのだと思います。

さらに競争が激化するなかで、製品のライフサイクルも短くなり、ますます短期間に多くの製品を市場にリリースすることが求められ、結果、新しいコンセプト製品、付加価値の高い新製品が生まれにくい状況が多くの企業で生まれているように思います。

製品開発プロセスや手法、組織構造などは、門外不出であって、自社の方法に疑問を持つ暇がないかもしれません。

また、長い間、組織内で定着していることもあり、改革することに躊躇してしまう企業も多いと思っています。

そもそも忙しすぎて、改革などをやっている場合ではないという状況も垣間見えます。

しかし、今、負のスパイラルに入ってしまっているならば、早く手を打たなければ状況は悪くなっていくばかりだと思います。

フューチャーシップは、複数のグローバル企業、製造業で実践してきた組織能力を改革する方法、ヒット商品や事業を創り出す独自ノウハウを持っています。

成功事例としてのトヨタが実践するリーン製品開発、アメリカで注目されているジョブ理論、TOC(制約の理論)、あるいはデザイン思考などを、現実の組織で実践するノウハウがあります。

手法の形を真似て展開するのではなく、世の中で広く活用されている手法の本質を組み合わせることで、企業ごとの本当の問題、課題を捉え、戦略的なアプローチで多くのものづくり企業を高収益体質に変化させ、日本の製造業を再び強くすることを目指していきます。

開発効率向上、後戻りの劇的削減、知識ベースの本質的な開発アプローチなど、表面的な開発手法だけではなく、本来、開発があるべき姿、イノベーションを起こすための考え方やアプローチ方法を根本から見直すことで、製品開発組織本来の姿への回帰を目指し、イノベーションの成功確率を高めていきます。

また、社員の喜びを第一に考える経営手法と上記の革新手法を組み合わせることで、継続的に成長する企業を多数生み出していくことを強力に進めてまいります。