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製造業における製品開発組織の苦悩を描いた企業小説!
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エンジニア一人一人を伸ばすより、組織の生産性を優先してきた結果、
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組織全体が弱体化していった大手製造業。
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一人のベテラン社員が、悩める若者たちの心に火をつけ、
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トヨタや世の中の成功事例を紐解きながら
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閉塞した組織を改革していこうとする、実話を基にしたストーリー!!

 

Amazonレビュー(2021年10月25日時点、Amazonページより引用)

 

こんな状態に覚えはありませんか?

 

そして、こんな常識になっていませんか?

  • とにかく試作機を早く作れ!!
  • モノを作ってからじゃないと始まらない!!
  • 担当する専門技術を一生懸命伸ばせ!!
  • 過去の設計資産を不必要に変更するな、そのまま使え!!
  • 過去トラブルのチェックリストがあれば問題ない!!
  • 若手を伸ばすには教育の機会を増やせばいい!!

 

この本が問いかけたいのは...

製品開発における効率化追及の功罪!

エンジニアは企業内でどう生きるべきか?!

企業はエンジニアをどう生かすべきか?!

 

本書は、”人”と”組織”を共に活かす

大事な考え方を教えてくれます!!

 

「製品開発組織の常識をぶち壊せ!!~既存の開発プロセスは嘘だらけ~(賀門康至著)」が2021年9月14日にAmazonよりリリースされました。

製品開発に携わるマネージャーやエンジニアの皆さんで、少しでも現在の組織や開発プロセスに疑問を持っているのであれば必見です。

開発組織をどうやって変革していくのか、会社を改革するとはどういうことなのかをわかりやすく読み取っていただける本になりました。

また、この本は会社組織の中で、若い人たちをどうやって生かすべきなのか、ということを問いかける小説として、一般の多くの方にも楽しんでいただける内容になっています。

この本をきっかけにして、多くの方が勇気を出して、本当の組織改革に取り組んでいただけると確信しています。

 

 

ストーリー:

とある事務機メーカーで、若いエンジニアが退職していく状況に危機感を持った主人公が、トップを説得して若いメンバーとともに会社を変える改革プランを60日間で作り上げるストーリーです。

成功事例としてトヨタのリーン製品開発手法を学び、ジョブ理論などのマーケティング思考も身につけ、TOC(制約の理論)によって組織の根本問題を捉え、自分たちの思い込み、組織の常識に隠れた罠に気づきながら、本物の組織改革プランを練り上げていきます。

 

ルーチンのように繰り返す機種開発で、いつものように品質問題で日程が遅れます。

原因を辿っていくと、前の機種でうまく行っていた設計で問題が起こっています。

開発効率を上げるために設計資産を出来るだけ再利用するというのは開発本部の方針でもあったのですが、実はそこに落とし穴があったのです。

中身を知らずに再利用する設計者、設計リーダーですら正確に問題を把握していません。

そんな中抜きされた開発が行われている中では、優秀な人材を伸ばすこともできません。

若いエンジニアがモチベーションをなくして退職していくという現実に、主人公が立ち上がります。

自社内ではなく、世の中の成功事例の情報収集をしているとき、主人公に意外なチャンスが訪れます。

トップの許しを得て、60日間で改革プランを作り上げるプロジェクトが発足します。

製品開発を専門とするコンサルタントを入れて、リーン製品開発を学び、ジョブ理論などの最新マーケティングを学びながら、自分たちの求める世界観を作っていきます。

苦しみながら、トヨタや他社の成功事例を学び、自分たちの思い込み、常識の罠に気づいて、突破口を開いていきます。

この物語では、組織改革を戦略的に進める手法としてTOC(制約の理論)の思考プロセスを使いながら、現状の組織問題の本質を読み解いていきます。

トップ、ミドル、若いエンジニアの間にあるギャップや、それぞれの思い込みなどを描きながら、若手エンジニアを中心にした組織改革へ立ち向かう姿を描いています。

物語りのキーワード

現場の状況を語る田島課長の言葉

「いえ、みんな忙しいんで気が張ってるのだと思いますが、何となく覇気のなさを感じるメンバーは他にもいると思います。あきらめって言葉が合っているかわかりませんが、そんな雰囲気を感じることもあります」



革新に目覚めた鴨志田部長の想い

自分たちの世代が作ってきた今の会社は否定されるべきものではない。しかし、今のままで良いというわけでもない。本当に引き継がなければならないのは、どうやって今の時代に合致した、目的を達成するための会社を作っていくかではないのか。

 

本を通して学べる手法や理論

  • トヨタ式リーン製品開発手法
  • ジョブ理論
  • TOC(制約の理論)

本の構成

  • はじめに
  • プロローグ
  • 第一章 衰退していく組織
    • 予兆
    • 虚しい開発の実態
    • 迷える若きエンジニア
    • 中抜きされた開発
  • 第二章 60daysプロジェクトの発足
    • うれしい思いつき
    • 思わぬチャンス
    • 成功事例探索の入り口
    • キックオフ会議
  • 第三章 ベストプラクティスからの学び
    • チーフエンジニア制とプロジェクトマネージメント
    • セットベース開発とA3報告書
    • リーン製品開発の実践
    • ベストプラクティスをTOC思考プロセスで生かす
  • 第四章 戦略的アプローチ
    • 踏み込んだ議論
    • 戦略とはシンプルで驚き
    • 若い力を引き出す
    • 負の連鎖の元をたどる
  • 第五章 マーケティング思考と世界観
    • マーケティング思考の重要性
    • 反対勢力
    • 落ち着かない年越し
  • 第六章 新たな価値観を生み出す
    • No.1を作り出す
    • 見えてきた全体像
    • 受け入れられる提案へ
  • 第七章 新たな船出
    • 最後のパーツ
    • 開発革新プロジェクトの最終報告会
    • 新たな船出

価格

  • 1,782円(税込み、ペーパーブック)
  • 990円(税込み、Kindle電子書籍)

 

 

Amazonプリントオンデマンド売上ランキング11位!!

注)2021年9月19日時点のデータ

 

参考記事:

トヨタ式リーン製品開発とは

ジョブ理論とは -どう実践するかわかりやすく解説します

リーン開発、ジョブ理論とTOCによる製品開発の組織改革戦略