

リーン製品開発手法を超短期間に実践、体得する方法があった!!
トヨタが実践しているといわれるリーン製品開発手法。「書籍をもとにトライしているが、壁にぶち当たっている」、「改革のために一歩一歩進めているつもりだが、方法を指導できる人材がいないので、いつになったら大きな変革になるかが見えない」という声にお応えします。6か月でリーン開発を実践して成果を出すプログラムをハンズオンにて提供します。
こんな状況になっていませんか?
- リーン製品開発手法を書籍や座学で学んでチームで実践しているが、やっている感はあるが成果が出ていない。
- セットベース開発を、代替え案を維持したまま開発を進めることだと思って実践しているが、開発期間は縮まらない。
- A3報告書を展開しているが、メンバーの負担が大きいわりに、成果につながらず形骸化している。
”理論”を追求するのではなく、
スピード重視 で、”成果” を出すための短期実践法があります。
次の3つを徹底的に使いこなすことで、短期間に成果を出すことができます。
本記事の内容
「理論」の追求よりも「成果」を体得することでスピードアップ

リーン製品開発手法は、複雑な理論ではないものの、自社のやり方との違いが大きいと、インプリするのに組織の抵抗があったり、そもそも進め方を間違えてしまったりすることで、時間がかかってしまうケースがあります。
別の記事でも述べてますが、そもそも手法の本質を見誤っていて、表面的にトヨタの真似をしようとしてうまく行かないケースも多くあります。
例えば、トヨタがA3報告書で良い成果を出していると聞けば、とにかくA3報告書を導入してみよう、ということでトップダウンで実施してみたものの、3年やっても成果が出ないというようなことです。
セットベース開発も、代替え案を残して開発を進めればいいんだと書籍からの中途半端な知恵だけで実践して、形は出来ていると自負しながら、成果が上がらないというケースもあります。
「理論」は大事です。
リーン製品開発手法の元になっているトヨタがなぜ成功しているのか?本質的な追求をすることが成功する秘訣だと、今でも私は信じています。
なので、弊社では各企業で起こっているうまく行かない根本原因を追究し、トヨタなどの成功企業の成功プロセスをどうやって自社に取り組むべきかというのを徹底的に分析して改革を進める方法(連鎖式組織改革法)をメインに改革支援を行っています。
しかし、理論をしっかり追求する方法以外でも、本質に到達できる方法もあるのだと気づいたのです。
それは、とにかくやってみて、成果を出すことで本質に到達するということです。
ただし、この方法には注意も必要です。
前述したように、A3報告書を3年もやって成果が出ないとか、セットベース開発をやっているつもりでいて成果が出ない状況を続けることなどです。
つまり、成果にこだわって、成果が出なければやり方を疑って見直す、ということを忘れないことです。
成功への到達ルートは2つあるということをお伝えしたいと思います。
- 物事の本質を徹底的に追及して正しいプロセスで実践する
- まずやってみて、ダメならやり直し、やりながら成功を掴む
どちらの方法も理にかなっていると思いますし、弊社ではこれまで前者の方法で支援させていただいていましたが、今後は後者の方法でも支援させていただきます。
通常、後者の方法では、高速にPDCAを回し、的確な判断をする優秀なリーダーが必要であることも併せてご理解いただきたいと思います。
今回、リーン製品開発手法の超短期間での実践法は、ある一定の条件のもとで、これまでに実績のあるやり方を凝縮し、弊社の指導のもとでとにかく成果を掴んでいただき、その過程で手法の本質をつかんでいただくという方法になります。
既存製品の改善テーマによるリーン製品開発手法の実践

超短期間でのリーン開発実践方法では、既存製品の改善というテーマを選定していただきます。
これが一つ目の条件になります。
実践プロジェクトの期間は、テーマ選定と情報開示から、モックアップ試作で狙いの機能の確認までとします。
二つ目の条件は、プロジェクト期間にメンバーの方のフルコミット参加をお願いしたいということです。
弊社からの指導は、週1~2日(テーマ内容によりご提案)となります。
プロジェクト期間は、基本は6か月としますが、製品の複雑さや試作のためにかかる時間によってテーマ開始時に適切な時間を提案し設定させていただきます。
実践プロジェクトの全体像
狙い・目的
既存製品の改善を前提に、既存製品よりも顧客価値を一段高めた製品への改善を狙いとします。
プロジェクトの範囲
成果を確認するためには、テーマを設定し、テーマのキックオフから、製品の売り上げ増が確認できるまでがプロジェクトの全体像ということになります。
ご希望があれば、弊社の支援も売り上げ増の確認まで、そしてプロジェクトの学びから、次への展開までの支援を行うことも可能です。
ただし、ミニマムの範囲としては、製品の原理を分析し、イノベーションの可能性を見出し、顧客価値を高めるポイントを設定し、顧客調査を通して重要な顧客価値向上の選定を行い、顧客価値向上のためのアイデアだしを行い、アイデアを技術的に検証して、その検証をモックアップ試作等で確認できるまでを、第一フェーズのインプリ期間とし、ここの期間の完了目標を6か月とさせていただいております。つまり、ここまでを第一のプロジェクト範囲とさせていただきます。(その後への弊社の関わり方は別途相談とさせていただきます)
実践プログラム(ミニマム範囲の例)
- リーン製品開発概論の理解(1か月)
- チーフエンジニア制、セットベース開発、A3報告書など
- 因果関係マップの活用法(演習含む)
- ジョブ理論(JTBD-P)による顧客価値最大化
- A3報告書の演習(書き方、情報の伝え方の習得)
- 対象製品のブレークダウン(0.5か月)
- 因果関係マップを使って対象製品の分析
- 顧客価値理解と顧客ヒアリング(1か月)
- ジョブ理論(JTBD-P)の使い方のマスター
- ジョブ理論(JTBD-P)の実践
- 顧客ヒアリングと顧客価値向上絞り込み
- アナロジー思考によるアイデア出し(0.5か月)
- アナロジー思考によるアイデア発想法理解
- 顧客価値向上のためのアイデア検討(発散と収束)
- セットベース開発によるアイデア検証(2か月)
- モックアップを使った小さな実験で知識獲得
- 知識の集約
- 顧客価値向上の検証
- 製品化提案とまとめ(1か月)
- A3報告書による知識共有
- 最終提案のまとめ
※ 対象製品によって上記の内容、期間等は変わります
プロジェクト体制
- プロジェクト実行メンバーは、1~5名(製品規模による)
例)ヘアドライヤーの場合1~2名、洗濯乾燥機の場合3~5名 - 実行メンバーからのエスカレーションに対応する管理者1名の選定
日程管理、進捗管理、試作手配などのお金の管理など - 弊社からの指導1名
プロジェクト進行中は、1~2日/week程度でオンサイトまたはオンラインにて支援する
管理者との定期的な面談(状況確認のため)を行う
期待できる成果
実践プロジェクトによって期待できる成果は、
- 顧客価値を高める新たな製品アイデアの検証
- リーン製品開発の実践方法を体得
- 製品分析(因果関係マップ)による製品に対する新たな気づき
- ジョブ理論(JTBD-P)による顧客ヒアリング方法の体得
- 顧客ヒアリングからの新たな気づき
- リーン製品開発手法を組織的に展開する準備完了
ということになります。
まとめ

リーン製品開発手法を組織全体に取り入れて実践し成果を挙げるためには、組織全体のプロセスやルール、そして文化まで変える必要があることから、なかなかハードルが高いものだったかもしれません。
しかし、「まずやってみる」という発想で、小さな成果を積み上げて大きな成果に繋げていくという考え方もあるということに気づきました。
これは、台湾の成功大学の洪教授が、大学の学生にリーン開発手法を教えて実践していることから気づかせていただきました。
「小さな成果を積み上げて大きな成果に繋げる」というのは、まさにセットベース開発が小さな実験で知識を積み上げて大きなイノベーションを起こす、という考え方と同じだということに改めて気づかされました。
「まずやってみる」、そしてうまく行かなかったらやり直せばいい、うまく行ったら先へ進む、という基本に戻って、リーン製品開発を一歩ずつ小さく実践することで、少しずつ、そしてやがて組織全体にリーン製品開発の考え方を浸透させて、組織全体での大きな成果に結びつけることができるはずです。
まずは、弊社にご相談ください。
下記「問い合わせ」よりご連絡をお待ちします。
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