ジョブ理論、あるいは別の呼び方で、Jobs To Be Done(JTBD)法という手法が注目されています。

 

 

マーケットインをより進化させたものという位置づけで、顧客のダイレクトボイスを聞くのではなく、顧客の片づけるべき仕事を探すことで、顧客自身も気付いていない顧客の変化への欲求を見つけ出そうとする考え方です。

アメリカでは、単なるマーケティングツールとしてだけでなく、新規事業創出や、起業家のための手法としても活用され始めています。

ハーバード・ビジネス・スクールのクリステンセン教授の「ジョブ理論」が、日本でも出版されています。この本の原タイトルは、”Competing Against Luck”ということで、つまり、多くのイノベーションや事業成功は、たまたま幸運によってうまく行ったことが多く、実はイノベーションを起こす仕組みは解明されていない、という前提で、今までのマーケティングの考えでは、イノベーションの本質は捉えらず、JTBDによってそれが解明できる、という論理になっています。

 

 

ジョブ理論、JTBD法は、顧客価値を創り出すという意味で非常に興味深い考え方を示していますが、まだフレームワークとして落としきれていないため、実際に活用するためには、手法の本質を捉えて、それを自社の状況に合わせて実践していかなければなりません。

フューチャーシップは、JTBDを2段階のレベルに分けて、より製品開発に近いものをJTBD-Pと呼んで、製品の機能をジョブとして捉えることで、潜在ニースを探索していきながらヒット商品を生み出す方法と、ジョブをもっと抽象的に捉え、人々の生活を進化させる欲求を探しながら、新しいコンセプトを導き出してイノベーションを起こそうとするJTBD-Bと呼ぶ方法を状況によって使い分けます。

さらに、ジョブ理論(JTBD)は、デザイン思考とも相性が良く、顧客の行為、動作のバグ(問題点)を顧客観察などを使って見つけていくデザイン思考の考え方と合わせるっことで、より強力なツールになります。

フューチャーシップでは、既存製品の延長でのイノベーションはもちろんのこと、まったく新しいコンセプトの製品や事業創出の場面でもジョブ理論を展開するノウハウを持っています。